浄土真宗 単立 泰心山 西栄寺では、永代供養、仏事、葬儀、法要などのご相談をお受けしています。大阪市、堺市、 尼崎市にあるみなさまのお寺です。

泰心山 西栄寺
 
 
檀家探訪

最愛な人に先立たれ、深い悲しみと淋しさを乗り越えて、さまざまな分野でご活躍されている檀家様より、人生を生き抜く知恵を授かります。

 

檀家様のご紹介
 
 

創作立体紙芝居 内藤磯美さん

内藤さんは『創作立体紙芝居 ポンポン劇場』として各地で活動されています。
普通の紙芝居ではなく、その名のとおり立体的に飛び出し、動く紙芝居です。
紙芝居は絵の裏に台本が書かれており、それを読み、物語を進めますが、内藤さんの紙芝居には台本はなく、アドリブを交えて、その場の雰囲気を読みながらお話されるそうです。

子供時から絵を書くのが大好きだった内藤さん。
紙芝居の創作を始めたのは昭和61年、当時60歳から。 一つの物語を完成させるのには3ヶ月かかります。現在83歳、23年間で53巻の作品があるそうです。ちなみに最初の作品は『こぶとりじいさん』だったそうです。


 
 

 

紙芝居以外にも内藤さんの幼少期の日常を描いた作品20点が『ピースおおさか』に常設展示されております。

独特の紙芝居が話題を呼び、NHKなどからの取材も多いそうです。
 

お話を伺っている最中にも新聞社から取材の依頼がくるほど
           

 

扉を
開けると…

立体的な動きが魅力の内藤さんの紙芝居

 

83歳という年齢を感じさせないほど積極的に活動をされておられる内藤さんですが、昨年娘さんを亡くされています。色紙は亡き娘さんへのメッセージ。色紙をもっておられるのは奥さまです。

西栄寺にも『ポンポン劇場』がやってくるかも!

   


 
 
 

檀家様のご紹介
 
 

文福食堂 河本保子さん

今回のご紹介する檀家さんは季刊誌「西栄寺だより」やホームページでも前々回の檀家探訪でも紹介させていただいた堺市西区浜寺諏訪ノ森で文福食堂を営んでおられます河本保子さんです。前回の檀家探訪の最後に、短歌を詠むのが趣味ということで何首かご紹介させていただきました。今まで1000首以上の短歌をつくられているということで前回載せきれなかった短歌を何首か紹介したいと思います。

 
河本 昭和59年頃に自分の思いを何かの形に残したいと考え、我流ですが、あふれてくる思いを短歌や俳句という形で作り初めて、お店で披露するようになりました。

河本 家族や亡くなった主人そしてご先祖様や自分を導いてくれたすべてのものに対する感謝の気持ち、すべてに支えられているという「お陰さま」の思いが、生きる支えとなってそれが力になっているのだと思います。
 
  健康であることのみの幸せか
          
風呂の窓より月を眺めん
これは一日一生懸命家族の為に働いているお母様が一日の最後にお風呂につかりながら、窓の外を眺めて、家族みんなが健康であることに感謝していることを詠んだ歌

 
  集塵車のこぼしてゆきし米粒を 
          
ついばむ雀 朝の舗道に
これは雀はごみの車が通るのがわかっていて、さっと道におりて食べ物を分け合って食べるその姿にかわいくもあり生きる智恵のすばらしさを詠んだ歌
河本さんの短歌からは生きていく為には智恵や勇気などの力強さが必要であること、また仏教の教えに通じる縁ある方々に対する感謝の心が必要であることを教えてくれます。私達僧侶も地元の方々も河本さんの心根の暖かさにいつも心癒されています。また河本さんはご自分の生き様を自分史という形で書かれているとのこと。また機会を設けてご紹介できたらと思っております。

 

 
 
 

 

 

檀家様のご紹介
 
 

ヨーロッパ刺しゅう 福田純子さん

今回ご紹介する檀家さんは、宝塚市在住の、ヨーロッパ刺繍、大原すみれ会・会員の福田純子さんのご紹介
です。福田さんは、今回で2度目の紹介。以前は、季刊誌「西栄寺だより」でも取り上げさせていただきました。
高い技術力で作られる作品は、写実的な絵画よりも忠実に描かれており、無数の糸が、1本1本放つ色彩の
光沢は、絵の具よりも美しく写ります。

 
福田 刺しゅう全般のことを指して言います。他にも、カットワーク刺しゅう、ハーダンガ刺しゅう、ドロンワーク刺しゅう、アジュール刺しゅうなどがあり
ます。教室の先生と図案を相談して、下絵に色を入れていただきます。風景画になると、約130種類の色の糸を使いますが、実物のように刺
す気持ちが大切です。それと、先生との感性が合うかどうか、とても重要です。私は、これまで続けてこれたのも、先生との感性が合っている
からだと、先生にはいつも感謝しています。

福田 私たちの小さい頃は、服などの衣類は、母やおばが作ってくれたりしていましたので、その横で、端切れをもらって、同じように針仕事を見よう
見まねでしていました。刺しゅうは、学生の頃からはじめましたが、教室に入ったのは、結婚して、子供が幼稚園に行き出した頃からです。
 
福田 29年間続けてきましたが、どれくらいかは、はっきりと
覚えていません。展示会に出展する作品は、年間2、
3作品を、3ヶ月〜半年間かけて製作しますが、その他
小品を作りますので、数知れずですね。
   
 
福田 第一に、好きだということ。
小さい頃から、針しごとがすきでしたから。

それから、達成感を味わうこと。
なによりも、仕上げたときの達成感が原動力です。
   
 

 
福田

自己管理が必要です。
家事をしながら、限られた時間で作業するので、まず、必ず毎朝、9時30分から刺すと決めて
いました。これは、仕事に行くことと同じ感覚でした。亡夫は、仕事に行くことに反対でしたので、
その分、これを仕事と意識して集中する事ができました。

それから、朝に決めたのは、外の光がある時に効率よく作業するためで、刺しゅうの場合、夜は
目が疲れます。その為には、夜早く寝て、朝早く起きて、サッサと家事をこなしてから、限られた
時間の中で、作業に集中します。

       
福田 私は、刺しゅうの他に、書道を6年、フラワーアレンジメント6年、そして、最近はヨガもはじめました。
後悔のないよう、やりたいことは、やるべきだと思います。やりたい事をやり残さないようにして、すべては、自分の楽しみとして考えています。
そして、その間は、家事もすっぱり忘れて集中します。
夫が亡くなった後も、半年で稽古に出ると決めて実行しました。刺しゅうのおかげもあり、自分の気持ちを落ち着かせることができたのかもしれ
ません。
 
 
 
 
 
 
檀家様のご紹介
 
 

文福食堂 河本保子さん

今回ご紹介する檀家さんは、堺市の浜寺諏訪ノ森で『文福食堂』を営んでおられます河本保子さんです。
この地で食堂を始められ、もう30年近くになるそうです。

 
河本 春はなすびやふき、特に2月は若ごぼう、ぬた、 わけぎを使った料理を、夏特に土用の丑の日前後などは鰻、秋冬は白菜、小芋、ごぼうを使った料理など四季折々の旬の食材を使った料理を出しています。

河本 亡くなった主人が会社の人とか知り合いの方に、(河本さんの)料理を食べて頂くのがなにより好きだったので店を続ける限り主人の一番好きな事をしてあげたいとの思いで続けているんです。

河本 私の田舎の隣に福林寺というお寺があり、そのお寺でよく遊んだりいろいろ大事にしてもらったので、福林寺のご家族に対する感謝の思いを日本人の主食であるお米という形で表して、福林寺に代わって西栄寺の方に貰って頂いているんです。
 
河本さんは心豊かで慈悲の心の溢れた方です。河本さんの絶品の料理とお人柄を慕って、お昼時にはお客さんでいっぱいになるとの事です。
実は私達僧侶も月命日のお勤めの後、必ず河本さんの料理を頂いています。本当にどれも絶品の味です。そして私達の方が、いつも温かい心と癒しを頂いています。
お近くにお住まいの、お檀家様も一度足を運んでみてはいかがでしょうか。本当においしいですよ。
   
最後に河本さんは短歌が趣味で自分が生きていく上での励みになるという事で、力強い歌を1300首も創られているそうです。ここに一部ご紹介したいと思います。心の琴線に触れて何かを感じて頂けたら幸いです。

河本さんの短歌の紹介
●不器用な われの料理で 商いする 母の口癖 まごころそえて
●たこ酢など 作りてわれは 客を待つ 衆生の母に なりしこの身は
●和泉山脈 背に負う街に 住み慣れて 紀州生まれの われは親しむ
●黒染めの 衣が似合う 若き僧 伺いくれし 春のお彼岸
 


檀家様のご紹介
 
 

石材職人 小田次朗さん

今回ご紹介する檀家さんは、石材職人、小田次朗さんです。
現在は尼崎市在住で、長崎県五島列島出身、石材職人歴32年、現在「ジロー石商」を営んでおられます。

 
小田 石材会社に勤めだしたのは昭和50年からですが、私の父の代から石材商でしたから石材に携わり始めたのはそれよりもずっと以前になりますね。

小田 そうなんです。私は七人兄弟の五男で末っ子で男は五人とも石材商を営んでおりましたが、現在は私を含め三人が石材に携わっています。私は尼崎で他の兄弟は地元長崎でそれぞれ石材会社を営んでいます。

小田 それが石材屋になるのが嫌で飛び出してしまったんです。

小田 そうかも知れませんね。 父の会社で職人として手伝っていた技術もありましたしね。 今では父に感謝してます。 平成十四年に石材会社を定年退職し父の墓前へ「俺に石材屋の仕事を覚えさせてくれてありがとう。」と手を合わせに行きました。

小田 現在都会での石材の仕事は分担制で、一から仕上げまで仕事の出来る優秀な職人がほとんど居なくなってます。時代の流れでしょうからしかたありませんが、寂しいですね...
 
  次朗さんの手製の香炉
  この小さなお墓も小田さんの作品。
この中に本当のお墓の土や石を入れて
お墓参りに行きたくても行けない方の心の拠り所となればと思い作ったそうです。
 
  西栄寺御幣島本坊の山門前に建つ石碑は小田さんに寄贈して頂いたものです。
 

檀家様のご紹介
 
 

画家 上田素久さん

今回ご紹介する檀家さんは、画家、上田素久さんです。
現在は芦屋市在住で、東光会会員、関西水彩画会運営委員、芦屋市美術協会会員、NHK大阪文化センター講師として広く活躍されています。

 
上田 静まりません!!(笑) 描く絵によりますが、私の場合100号のキャンパス(畳1.5枚)等、に描きますので、筆もドンドンと叩きつけますし、 血圧も上がってきます。心やすまるよりかは、格闘技という感じです。心やすまる絵は良くありません!!心をやすめるには書道が良い。書道は暴れてはいけない。絵は暴れて描きます。とても疲れますよ。そして、ぐっすり寝ます。

上田 先日、アフリカ・チュニジアに行き、画集も発行し、日本で個展も開きましたが、今までで一番良かったのは、スペインのバルセロナ。こちらは、ピカソやミロ等の画家が住んでいました。そこからさらに、フランス寄りに位置する、カネット・デ・マル。ここにはアトリエを借りて4年間日本と行き来しながら、創作活動を行いました。街の情景がこの阪神間に良く似ています。海と山に挟まれているという・・・

上田 誰にでも絵心はあります。例えば、絵という漢字は「糸」と「会」と書きます。これは、糸は、人間の営みを表します。解りやすく言うと「生活」。会うは、出会い。生活の中で様々なものとの出会いがあります。所謂、すべての出会いは、すべてが美しいものなのだと。すべての形、花、空、人は美しいと思える心が、絵心なのです。私の創作の源は、感動する気持ちが根源にあります。そして、美しいなと感動するには、心を開いて「素」で生きていく。自然体でいる事が、美しいものを、美しいと思えるのです。

今でも、同じ画家だった、亡き父が頻繁に夢に出てきます。夢の中で、一緒に絵を描いたり、時に叱られたりします。生前は、そのように思うことがなかったけど、今は夢で父に会える事がうれしい。見守ってもらってるなぁと思えます。
 
 
「チュニジア浪漫」遠い記憶
 
 
「花物語」憧れ

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